概要

Woodward研究室は、東京大学に所属する科学研究グループです。このグループは、ユニークな化学反応中間体であるスピン相関ラジカル対(Spin Correlated Radical Pair)の物理化学研究を行っています。

ラジカルペア(RP)は、(冷蔵庫につけるマグネットや地球の磁場などが作り出す)非常に低エネルギーの磁場が、ラジカルペアメカニズム(RPM)として知られるメカニズムを通じて、化学反応に影響を与える点で、非常に独特の存在です。この事は、化学反応制御、私たちの住む環境内での磁場や電磁波が人間の健康に有害な有益な影響を与える可能性、渡り鳥などの地磁気を利用する動物の能力(これらに限りませんが)などの、多くの理由から、科学者にとって大きな関心事です。


このページには、ラジカルペアと電子スピンに関する一般的な情報、グループが実施した研究の詳細、他の有用なスピン化学のリソースへのリンクが含まれています。最近グループで何を行っているかを知るには、ニュースセクションをご覧ください。さらに、学生またはポスドクの研究者としてグループに応募する方法に関する情報を入手することができ、そしてグループの現在および以前のメンバーについて知る事が出来ます。


ウッドワード研究室の主な運用語は英語ですが、メンバーは国内外から来ています。ウッドワード教授やその他のメンバーは、必要に応じて日本語でコミュニケーションすることが多く、ラボの交流行事では2つの言語が混在することがよくあります。そのため、英語または日本語での会話について心配する必要はありません。そして、私たちのグループに参加するなら、英語または日本語を磨くいい機会を得ることができます。